夕月の本棚

新旧いろいろ、ノンジャンルで本をご紹介します

美しい海の美に没入する 『にじいろのさかな』

ここのところ、枕詞になりつつある「あっついですね~……」。 先週は、美容院やかかりつけの病院に薬をもらいにいったりしたのですが、このセリフがまず口に出ます。 ・・・われながらうんざりです。 でも、昼日向を10分程度歩いただけで、死にそうになるのだ…

ロングセラーの原点的アート本 『名画を見る眼』

あっついですね。 日本が日本じゃないような感覚を覚えるのは、半世紀以上生きている人間の実感です。 暑さが理由の現実逃避に、会社員時代なら美術館へ駆け込んだものですが、現在は在宅メインで家から出るだけでハードルが高くなってしまい、ついつい本に…

小説の中の食についてアレコレ

最近、本気のダイエットをはじめたこともあって、料理をしようムーブメントが熱くなっている筆者です。 ・・・母を介護の後に送った直後に自分の乳がんの治療があったり、更年期があったりで、ホントに料理はろくにしてなかったんですよね。でも、ガン治療終…

梅雨?のダラダラ感につき駄文です

なんだか、あっという間に梅雨が来て、あっという間に梅雨が去ってしまった感のある千葉県民の筆者です。 雨の日の外出は嫌いですが、雨の日の引きこもり&読書が大好きな筆者としては、「梅雨戻ってこい」と強く言いたいです(もちろん言うまでもないことで…

フォーサイスを悼んで…… 『ジャッカルの日』

イギリスの巨匠フレデリック・フォーサイスの訃報を目にしました。 ずいぶん長いこと読んでいませんでしたが、享年86歳。父と同世代ということで、感慨深いものがあります。 たぶん、出ている日本語版は全部読んでいると思いますが、とにかく面白い。 特に、…

留学したかった…… 『プロフェッサーは夜も眠れず』

今日は久々にマンガ。 そう、筆者はマンガも大好きなんです。しかし、小説なんかに比べると、読んでる量は控えめ。理由は経済的な問題です。 だって、マンガって1冊読むのに、ゆっくりじっくりでも30分もあれば十分。そう考えると、費用対効果が低いとでもい…

濃厚な人生をたどる・・・ 『エリザベス 女王への道』

伝記が好きです。 なかなか名著が見つかりにくいジャンルのようにも思いますが、出会った悦びもまたひとしお。 特に、中世~近世ヨーロッパの女性の伝記が好きですね。強い女性も多く、人生もドラマチックだ。読み応えがあって、同じ女性としても興味深い人…

ドラマも小説も好き 「浅見光彦」シリーズ

最近、新聞やテレビをオールドメディアなんて呼びますが、面白くなくなってきているのは、実感です。 「面白い」というのは、エンタメ性のことではなくて、報道もドキュメントもドラマも、昔の方が遙かに面白かったという意味。 時代劇も作られなくなったし…

今のムーブメントは・・・

何にでも流行り廃りはありますよね。衣食住はもちろん、芸術・文化、そして、このブログのメインテーマである「本」にも……。 では、今の本業界のブームはなんだでしょう? 本屋に行って、ふと考えました。 中高生から始まった、筆者の本屋さん通いは40年以上…

いつ見ても鳥肌もの 『原寸美術館』

ふと、アートな気分になったので・・・画集を開いてみることにしました。別名、片付け中の現実逃避とも言う……。 筆者の本棚の画集のコーナーは、圧倒的に美術館の図録です。加えて写真集、次いで分冊百科の美術集・国宝集的な冊子が続きます。 そう、画集はそん…

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