夕月の本棚

新旧いろいろ、ノンジャンルで本をご紹介します

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

何度でも、何度でも・・・ 『シャーロック・ホームズ』

シャーロック・ホームズについて語りたい! ・・・そこで、最初に言っておかなければならないことは、筆者がシャーロキアン(シャーロック・ホームズの熱狂的なファンのこと)ではない、ということです。 大好きだし、何度も読んでいるし、ジェレミー・ブレッド…

タイトルに惹かれて… 『絵本を抱えて部屋のすみへ』

最近、小説といえば、歴史ものかファンタジー、ミステリーばかりで、現代文学的なものとか、恋愛小説とかはめっきり読まなくなりました(ハーレクインやラノベはのぞく)。 ・・・なんででしょうかねぇ、感情移入できないからでしょうか。直木賞作品とか、まし…

飲み物一つで旅気分 『世界のホットドリンク』

朝夕はやっと涼しさ、肌寒さを感じるようになってきました。 そうなると、朝に飲む温かい飲み物に小さな幸せを感じます。 ・・・まぁ、実は熱烈ビール党の筆者なので、夕食時のビールの地位は揺るぎませんが、でも食後は冷たい麦茶より、温かいお茶になりま…

ステレオタイプのアメリカ??? 『宇宙の戦士』

今回は古典の名作、アメリカSFの基本とも言える有名作、巨匠ハインラインの、ヒューゴー賞受賞作を取り上げましょう。 古い本で、アメリカでの発表は1959年。冷戦時代、ベトナム戦争の頃であり、「軍」に対する”讃歌”ともとれる内容に、問題作とも言われてい…

もう、完結することを望まない…… 『王家の紋章』

子どもの頃に夢中になったマンガ。小学生ですでに、エジプト考古学に魅せられていた筆者にとって、このマンガは特別な存在でした。 …昔は、ね。残念ながら、今は惰性で買っていることは否めない。15~20巻くらいまでがむちゃくちゃ面白いんだよな。 細川智栄…

大人女子のストレス解消? 映画『オズの魔法使い』

ちょっと本日は脱線して映画の話。もちろん、原作も有名ですが、今回の話のメインは映画のほうです。 さて。 この「ストレス解消」というタイトルだと、“可愛らしい、子ども向きの映画になんだそれ?”と、大いに反論が出そうだけど……。とにかく、筆者にとっ…

しっかりした設定で文句なく面白い 『ループ7回目の悪役令嬢……』

本日はライトノベルです。しかも現在進行形の未完。 ホント、近頃のラノベって、探すと原石がありますね~。 素直に楽しめるエンタメ本です。 ・・・まぁ、大半は活字中毒の私であっても、読破がシンドイのは事実ですが。 『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国…

言葉の奔流に、清涼感を感じる 『やきもの談義』

日本には四季があるから、素敵です。 寒椿を楽しみ、梅のつぼみが膨らんでいくのをドキドキし、華やぎある春を経て、紫陽花、朝顔。そして、宗旦槿(そうたんむくげ)を眺めて涼を感じ、やっと秋です。 お茶の世界で言えば、茶花は夏から秋にかけて、籠に花…

共に旅する愛読書!! 『千一夜物語』

旅に本はつきものです。飛行機や電車の中で、カフェで、ホテルの夜でとかかせません。特に、一人旅、言葉に不自由する外国の夜に、もし読む本がなかったらと想像するとぞっとします。・・・私は完全に活字中毒です。 旅にあわせて、本を選ぶのも楽しい。のんび…

出会いと別れ・・・リアルとバーチャル

・・・本の話です。 ちょっと前の記事で、本屋についての愚痴を書きましたが、ここで改めて、活字中毒者にとって「本との出会い」がいかに大切かを力説したいと思います。 さて。 私は用が無くても本屋をのぞきます。本屋を素通りにできません。 大抵は、新刊コ…

夢見るように美しい! 『おどる12人のおひめさま』

「イメージの魔術師」と呼ばれる絵本作家エロール・ル・カインの代表作。 『おどる12人のおひめさま』(ほるぷ出版) おどる12人のおひめさま<新版> 作者:エロール・ル・カイン ほるぷ出版 Amazon 私は好きな絵本として、最初にあげる1冊……というか、私的に…

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