物語に夢中
・・・信じ難いことですが(!?)、明日から12月です! 大人になると・・・というか、年を重ねるにつれて、12月となると、愕然としたり、焦ったり、意味もなくブルーになったります。 師走という言葉は、ますます気鬱になるので、とりあえず25日までは、明るく楽し…
14世紀、イギリスとフランスが闘った百年戦争と言えば、物語の主役級になる人物が多数登場し、歴史ファンにとっては興味深い時代。 イギリスで言えば、シェイクスピアが描いたヘンリー五世や、勇名を馳せたエドワード黒太子。一方のフランスでは、ジャンヌ・…
活字中毒の筆者ですが、ちょっとお疲れモードの時は、とにかくハッピーエンドが読みたくなります。 それも、とってもお手軽なやつ!! ・・・ということで、かるーい、女の子向けの本を紹介します。 (もちろん、男性もこっそり読んでいただいてもいいですよ…
『西遊記』といえば、中国の古典の代表作の一つ。明代(16世紀)頃の伝奇小説と言われていますが、それは教科書のお話。 私は西遊記を薦めるにあたって、「温故知新」とか言う気もありません。単純に、中国を舞台にした冒険活劇であって、子供のころからのフ…
シャーロック・ホームズについて語りたい! ・・・そこで、最初に言っておかなければならないことは、筆者がシャーロキアン(シャーロック・ホームズの熱狂的なファンのこと)ではない、ということです。 大好きだし、何度も読んでいるし、ジェレミー・ブレッド…
今回は古典の名作、アメリカSFの基本とも言える有名作、巨匠ハインラインの、ヒューゴー賞受賞作を取り上げましょう。 古い本で、アメリカでの発表は1959年。冷戦時代、ベトナム戦争の頃であり、「軍」に対する”讃歌”ともとれる内容に、問題作とも言われてい…
旅に本はつきものです。飛行機や電車の中で、カフェで、ホテルの夜でとかかせません。特に、一人旅、言葉に不自由する外国の夜に、もし読む本がなかったらと想像するとぞっとします。・・・私は完全に活字中毒です。 旅にあわせて、本を選ぶのも楽しい。のんび…
思い出を掘り起こす「もの」があります。 大抵は音楽だったり、映画であったり、贈られた品だったり……。 そして、私の場合は、もう一つ加えなければなりません。「本」です。 こんなことを言い出したのも、急に秋の気配が強まった今日の空気と、大人が誕生日…
祖母や母の着物を今は私が着ています。 古いものも結構ありますが、中でもお気に入りは、黒地に大柄な花が描かれている着物。 私は勝手に大正浪漫な着物と呼んでいます。 買おうと思っても今では買えないデザインで、しかもアンティークでいてかっこいい柄で…
私的に、面白い大河小説というのは、多くの共通点(私にとっての面白い条件)があります。 1.じっくり読ませて(複数巻が必要)、飽きさせない。 2.物語に関係のない描写、つまり時代背景や歴史、街や人々の説明文が、最小限で、テンポ良く読ませること。 …
いつの世にも悪は絶えない・・・この言葉にうなずくアホな自分がいます。 ご存じの人も多いでしょうが、中村吉右衛門ドラマ版『鬼平犯科帳』はこの台詞から。そして、ばったばったと切っていく鬼平の身のこなしが実に決まっていて、いやなことがあった日などに…
はじめの一冊は、高校生の時に衝撃を受けた本、そして今も時にふれて読んでいる本がふさわしいと思います。 それは、トールキンの『指輪物語』です。最近では、原題の『ロード・オブ・ザ・リングス』の方が有名かもしれません。このタイトルの、ハリウッドの…